月食を観測!貴重な天体ショーをカンタンに撮影しよう

もう少しで月食ですね。

え?知らない?2014年10月8日は天体ショー「月食」が見られる日です!

月食
(出典:月食 – Wikipedia

この月食は多くの場合、年に2回見られます。でも一度も見られない年や、3回も見られる年もあります。ちなみに次回見られるのは2015年4月4日です。

天体観測は素人でもできる!

天体の観測や撮影は一部のマニアの方だけしかできない、高度なテクニックや機材が必要だ、というイメージをもしかしたらお持ちかもしれません。

でも、そうでもありません。

色んな機器が進化して、私たち素人でも簡単に、月食を観測したり、撮影できるような環境が整ってきました。素人でも「肉眼では見えないデッカイ月」を見て感動できちゃうんです!

そこで今回は、素人でも気軽に月食観測できる「グッズ」を色々と紹介します。

月食を「見る」ために必要な物

まずは「月食を見るための物」から。

次の物があれば、月食を「見る」ことができます。

  1. 肉眼
  2. 双眼鏡
  3. 天体望遠鏡

数字が上がるごとに、レベルが上がります。

1.肉眼

肉眼でも月食は見ることができます。これが最も簡単な観測方法です。簡単過ぎて「観測方法」と言うまでもありませんね(笑)

2.双眼鏡

双眼鏡は肉眼の次に、簡単な観測方法です。

天体望遠鏡に比べると比較的小さいので、持ち運びも簡単です。大きめのバックなら入れて持ち運ぶことも可能です。ただ、長時間の観測となると、三脚などを使用した方がいいかもしれません。

双眼鏡選びのポイント「ひとみ経」にあります。

人間の動向は暗い所では開いて、明るい所では閉じる、という特性があります。月食など天体観測をする時は基本的に夜です。その時は瞳孔が開いているのですが、その夜の瞳孔と同じ大きさの「ひとみ経」の双眼鏡を使うことがポイントです。

暗闇では人間の瞳孔は「5~7mm前後」開いているそうです。なので5~7mm前後の「ひとみ経」の双眼鏡を使うようにしましょう。

カメラのキタムラさんオススメの天体観測のオススメの双眼鏡はビクセン 6倍双眼鏡 アトレックライト BR 6×30WPでした。

ビクセン 6倍双眼鏡 アトレックライト BR 6×30WP
(出典:ビクセン 6倍双眼鏡 アトレックライト BR 6×30WP|双眼鏡/望遠鏡|カメラのキタムラネットショップ

この双眼鏡の「ひとみ経」は5.0mm です。

天体望遠鏡の収納場所がない方は、双眼鏡を用意してみるのが良いかもしれませんね。

3.天体望遠鏡(屈折式天体望遠鏡)

天体望遠鏡は双眼鏡に比べて倍率が大きいです。

つまり、星や月をより大きくみることができます。天体観測が好きな方も、双眼鏡から始めたとしても、最終的には望遠鏡が欲しくなるようです。それくらい魅力ある物なんですね。

「望遠鏡」と言われると、難しそうに感じて尻込みしてしまう方もいるのではないでしょうか?双眼鏡は比較的馴染み深いですが、望遠鏡は敷居が高い感じがします。かく言う私も尻込みしていた1人です(笑)。

でも色々と調べるにつれて、そうでもないことがわかってきました。素人でも少ない予算で夢のような月食観測ができるようなのです。

それでですね。天体望遠鏡には色々あります。

具体的には次の3種類が主流のようです。

  • 鏡筒部屈折式天体望遠鏡
  • 反射式天体望遠鏡
  • カタディオプトリック式天体望遠鏡

結構アレルギー反応がでます。漢字ばっかりです(笑)

それで初心者向け天体望遠鏡の販売 スコープタウンの記事の天体観測歴20年以上のベテランの方によると、小難しいことは考える必要はなく、「屈折式天体望遠鏡」でOKとのことでした。

反射式天体望遠鏡は外気と鏡筒内の温度を合わせる必要があります。だからちゃんと観測できるまで時間がかかります。例えば温かい部屋に置いておいた反射式の望遠鏡を寒い外で使用する時は、暖かくなった鏡筒内の温度が外気と同じ温度まで下がるのを「待たなければならない」そうです。これは相当にめんどくさいです(笑)

もう1つの方は何ですかね?「カタディオプトリック式天体望遠鏡・・」、きっと新手の魔法ですね(笑)。これは屈折式と反射式のメリットを組み合わせた望遠鏡のようです。反射式はサイズが比較的大きいのですが、カタディオプトリック式はそれよりもサイズを抑えることができるようです。

・・と。色々ありますが。

天体観測を20年以上続けてきた方が上記の「反射式は大変」というニュアンスのことを言われています。そして結論は「屈折式天体望遠鏡」でOKということでした。

これが最も安定していて、最も操作が簡単なんだそうです。つまり初心者に向いているのです。

天体望遠鏡の入門機を買っちゃおうの記事では天体観測ベテランの方が初心者向けの屈折式天体望遠鏡として、光学機メーカー「ビクセン」の屈折式天体望遠鏡をオススメされていました。

次がその中でも最も安い物です。

ビクセン・スペースアイ50M
(出典:Amazon.co.jp: Vixen 天体望遠鏡 スペースアイ50M 32751-5: カメラ・ビデオ

Amaoznで見てみると、なんと値段は1万円を切っています(※調べた時点での価格です)。

天体望遠鏡は数万円出さなければ買えないと思っていましたが、こんなに安いとは知りませんでした。
しかもこのメーカーは入門機からベテラン用まで、ひと通り揃えているメーカーです。先ほどの天体観測ベテランの方も「初心者の方にも安心してオススメできます。」と言っていました。

これさえあれば、月食観測バッチリです。

次の画像は月をビクセン・スペースアイ50Mで撮影したモノです。(カメラは一眼レフを使用)

ビクセン・スペースアイで月を撮影した画像(デジタル一眼レフカメラ使用)
(出典:月を望遠鏡で撮影してみました!Vixen スペースアイ50M|おすすめチック レポート!

。。。

これで月食の観測はバッチリです。

おさらいすると。

  • 肉眼
  • 双眼鏡
  • 屈折式天体望遠鏡

この3つのうち、どれかがあれば月食は観測できます。

当ブログとしては今回はせっかくだから少し本格的な「屈折式天体望遠鏡」を使って月食を観測すれば、とてつもない感動がそこにあるかも!?と言いたい今日このごろです。^^

望遠鏡にデジカメやスマホを接続して撮影する方法

で、ですね。

「超キレイな月食が見れた!!」

となると、次に出て来るのがこれではないでしょうか?

「写真を撮りたい」
「誰かに見せたい」
「できれば動画も撮りたい」

そこで、今回は普通のデジカメやスマホでも月食を撮影できる方法を紹介します。もちろん屈折式天体望遠鏡を使っての、です。

天体望遠鏡で写真撮影などをするためには、天体望遠鏡とデジカメなどを「接続」しなければなりません。それを「アダプター」と言います。調べてみると、デジタルカメラアダプター「ディーカム」という物が発売されていました。

これを使えば、屈折式天体望遠鏡にデジカメを取り付けることができます。つまり、「拡大されたデッカイ月」をデジカメで撮影することができます。

デジカメを取り付けた状態はこのようになります。

アダプタ「ディーカム」にデジカメを取り付け
(出典:望遠鏡用デジカメラアダプター「ディーカム」

他にも、同じメーカーから発売されている「ユーカム」を使えば、「スマホ」や「デジタルビデオカメラ」も取り付けることができます。

アダプタ「ユーカム」にスマホを取り付け
(出典:ユニバーサルデジカメラアダプター「ユーカム」

アダプタ「ユーカム」にデジタルビデオカメラを取りつけ
(出典:ユニバーサルデジカメラアダプター「ユーカム」

まとめると、ディーカムやユーカムといった、「アダプター」を使うことで、次の機器でも「月を拡大して撮影」することができます。

  • デジカメ
  • スマホ
  • デジタルビデオカメラ

デジカメとスマホで撮影できる所が我々素人にとっては嬉しい所ではないでしょうか?

今回は天王星も見れる!?

しかも今回は月のすぐ側に「天王星」が見れるようなのです。

天王星は比較的暗い天体でなので見つけることが難しい、とされています。ところが今回、たまたま月の近くに天王星があるため、月の位置を手がかりに、天王星を見つけやすいそうです。

皆既月食 2014年10月8日 | 国立天文台(NAOJ)によると、月に対して次のような位置に天王星が見えるそうです。

天王星の位置
(出典:皆既月食 2014年10月8日 | 国立天文台(NAOJ)

次の画像はNASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天王星の画像です。

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天王星の画像
(出典:星から宇宙へ

ハッブル宇宙望遠鏡は「宇宙にある望遠鏡」です。私達の望遠鏡でもここまで見れたら最高なんですが、ここまでは見れないようです。(実は私もかなり興奮&期待しました^^;)

おそらく個人レベルで撮影できるのは、次の画像のようなモノではないかと思われます。

個人が撮影した小さい天王星の画像
(出典:天王星海王星

皆既月食 2014年10月8日 | 国立天文台(NAOJ)によると、望遠鏡で天王星を見るためには100倍から200倍の倍率が必要だそうです。

どの方角で何時頃に見えるの?

月食の見える方角や時間帯などは、地域によって違います。

次のサイトを使うと、自分の地域での見える方角や時間帯などを確かめることができます。

月食各地予報

東京での月食スケジュールと方角

皆既月食 2014年10月8日 | 国立天文台(NAOJ)に東京での月食イメージが掲載されていました。

東京での月食イメージ。スケジュールと場所
(出典:皆既月食 2014年10月8日 | 国立天文台(NAOJ)

方角チェックにはビクセンLEDコンパスがオススメ

スマホにも方位磁石アプリはありますが、暗い所でスマホを使うと、少しムードが下がるかもしれません。そんな時はビクセンから発売されているLEDコンパスはいかがでしょう。

ビクセンLEDコンパス
(出典:天体観測 入門編 月を見よう | カメラのキタムラネットショップ

これなら、暗闇でも優しく方角を確認することができます。

。。。

月食観測、チャレンジしてみませんか?


肉眼で見るもよし、双眼鏡を懐に忍ばせて見るもよし、天体望遠鏡で見て感動して泣くもよし。色々と楽しめると思います。アダプターを使えばデジカメやスマホ、デジタルビデオカメラでも撮影することができます。

これを機に、少し子供の頃に戻ってみるのも良いのではないでしょうか♪

追記:10月24日は部分日食。北米などで観測可能

10月24日は部分日食だそうです。

部分日食
(出典:せんだい宇宙館-ギャラリー-

部分日食とは「太陽の一部が月で隠れる」現象です。これに対して、太陽全体が隠れるのが「皆既日食」。太陽が輪っかのように見えるのが「金環日食」なのだそう。(参考:2014年10月24日(金) 部分日食 – 星空の見どころをチェック!「天文カレンダー」 – 星空ガイド – コニカミノルタプラネタリウム | コニカミノルタ

観測できる場所は北米などです(日食・月食・惑星現象一覧 | 国立天文台(NAOJ)より)。日本では観測できませんが、北米ならできます。この機会に北米に行ってみるのもアリかもしれませんよ!

壊滅的な被害を受けています

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